私は、設計事務所を開設して長く生業としています。
土地の候補が上がるたびに何回も基本計画図を作成しましたが、南国のこの地に設計ができるとあって楽しく取り組みました。
建物の構造は鉄筋コンクリ-ト造を採用
・宮古島は高温多湿で、イエシロアリ・ヤマトシロアリ・ダイコクシロアリ・アメリカカンザイシロアリなどの白アリによって木材への被害が発生しています。
換気を怠るとすぐにカビが発生します。
大型の台風では、風速70mを超えることがあります。
・宮古島市の家屋棟数は(令和5年1月1日現在)総数19,650棟の内、木造は544棟です。
・宮古島の重任は、住宅に強度と耐久性を求めていることを示しています。
木造中古住宅は資産価値が低く扱われています。
設計のこだわり
・通風と断熱性能を向上
通風を考慮した窓の配置 断熱材 ペアガラス断熱サッシ 24時間換気扇3台
・沖縄の素材を使用
外壁は、赤瓦の粉末の色と照合して採用した
玄関と居間の壁は、琉球シックイに赤土の粉末を混ぜた
琉球石灰岩の使用
・眺望を重視
全室、テラス、屋上テラスから海を眺望できる
・敷地
150坪の傾斜地なので2段に分け、上を建設地、下を芝生広場とした
敷地の段差は琉球石灰岩で造成した
ブーゲンビリアなど四季の花々、島バナナ、シ-クワサなど果物を栽培中
工事価格
・発注方式は、一括と分離発注(建築、設備などを分けて発注)の方式があります。
今回は、各職のチ-ムワ-クが良かったので分離発注としました。
この場合は、工事監理者の調整力が必要です。
・ 1,530,000円/坪(外構工事込み、調査・手続き費込み、土地代は別途)
値引きをしていただいた金額です。
今後資材高騰によって、1割/年ずつ上昇していくと予想しています。
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